大切な財産であるお住いは、非常に厳しい環境条件にさらされています。強い日差しや雨、地震などと自然からの影響は過酷なものです。それに加えて、最近は環境汚染による酸性雨や、汚染物質が付着して傷みや汚れを早めています。木造建築の下地材は、従来無垢板が使用されていました。今はいろいろな事情から、合板を使用するのが一般的です。しかし、湿気に弱いのが合板の致命的欠点です。合板はまた接着剤の劣化によって、長い間には(ふけ)てくるので、外壁塗装が重要になります。
なぜ外壁塗装が大切なのか、最近では合板の多用が住宅の寿命を早めています。築20年以上の住宅では、床板などがふかふかしてくることがよくあります。湿気で床下が腐ってきたのでは。と、心配される方もいらっしゃいますが、ほとんどの場合そうではありません。床板を剥がしてみると根太(下地の桟)の傷みはなく、床板の(ふけ)が原因であることが多いのです。もちろん流し付近や浴室付近の湿気によるものは例外になります。
神社や寺院といった東洋風の建物を思い描いてみてください。屋根のひさしが大きく張り出していて、少しぐらいの雨では濡れずに建物の周りを一周することが出来ます。床下は、小さい子供ならちょっとしゃがんで通れるほどの高さがあり通気性にあふれています。ご自分のお住いと比較していただければ、ご理解も早いと思います。特に最近の住宅は屋根のひさしが無いか、出幅が非常に小さくその結果、雨が壁面を直撃し、今まで以上に外壁塗装には高い防水性が求められています。サッシ周りを初めとして、シーリング材頼りの雨仕舞いが多いのも問題です。
